学童期・思春期の子を持つ保護者に寄り添う「学童期・思春期メッセージ」をバージョンアップしました。
東京都大田区で「大田区子育て応援メール」として配信している「学童期・思春期メッセージ」をバージョンアップしました。
「学童期・思春期メッセージ」とは小学校入学後~18 歳までの子を持つ保護者に向けたテキストメッセージ。保護者の不安解消、孤立予防を目指し、発達の悩み、不登校や親子関係の相談窓口や支援情報を提供する内容で作成されています。
大田区は、昨年2023年10月に「大田区子育て応援メール」を拡充する形で「学童期・思春期メッセージ」の配信を開始し、今年10月で1年を迎えました。自治体の子育て応援メッセージ配信事業として、妊娠期から18歳までをカバーするのは日本初。1年の区切りを迎えるタイミングで、複数医師から成る制作監修チームの原稿を加えバージョンアップしました。
今回バージョンアップしたのは全114本の配信メッセージのうちの47本。以下の4つの柱をもとに、学童期・思春期特有の課題を扱う内容を盛り込んでいます。
・生命(いのち)の安全教育
・学童期・思春期の事故予防
・子どものメンタルケア
・保護者がアップデートしたい医療情報
学童期・思春期は、成長とともに個人差は大きくなり、第二次性徴を迎えて心も体も揺らぎやすくなる時期。お子さんの成長過程や興味関心もさまざまです。「違い」があることを念頭におきつつも、その年代に共通する傾向を探り、ひとりでも多くの保護者やお子さんの困りごとや不安、孤立解消の糸口になるように、制作監修チームの医師らとディスカッションを重ねました。
医師らとのディスカッションの場は、月に1回の編集会議です。
ここまで、全13回の会議を開催しました。
(開催ログ)
バージョンアップで強化したポイント/「学童期・思春期メッセージ」第13回編集会議開催報告
「この年代は悩みがちでネガティブだ」という先入観/「学童期・
「いい依存」と「悪い依存」。大切なのは「支援とつながり続けること」/「学童期・思春期メッセージ」第11回編集会議開催報告
「体罰等によらない子育て」について/「学童期・思春期メッセージ」第10回編集会議開催報告
学童期思春期の「性」を、どんな言葉で伝えるか/「学童期・思春期メッセージ」第9回編集会議開催報告
年齢に応じた「生命の安全教育」/「学童期・思春期メッセージ」第8回編集会議開催報告
「マルハラ」ってご存知ですか?/「学童期・思春期メッセージ」第7回編集会議開催報告
災害という非常時に、平時からの「そなえ」としてのきずなメール/「学童期・思春期メッセージ」第6回編集会議開催報告
「こども大綱」ときずなメール事業/「拡充原稿」第5回編集会議開催報告
「希望の型」を原稿にも盛り込めないだろうか/「拡充原稿」第4回編集会議開催報告
「拡充原稿」第3回編集会議開催報告/コンテンツチームの思索録
「拡充原稿」第2回編集会議開催報告/コンテンツチームの思索録
配信2年目を迎えた「学童期・思春期メッセージ」。引き続き、よりよい内容になるよう取り組んでいきます。(了)