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【自治体事例】家族や身近な養育者で取り組む 妊娠・出産・子育/父親の孤立

2022年11月9日

令和3年2月9日に「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」が閣議決定されました。
この方針の中に (父親の孤立) という項目が取り上げられています。

「(父親の孤立)
出産や育児への父親の積極的な関わりにより、母親の精神的な安定をもたらすことが期待される一方、父親の産後うつが課題となっている。母親を支えるという役割が期待される父親についても、支援される立場にあり、父親も含めて出産や育児に関する相談支援の対象とするなど、父親の孤立を防ぐ対策を講ずることが急務である。母親に限らず、父親を含め身近な養育者への支援も必要であることについて、社会全体で理解を深めていくことが必要である。」(「(別紙)成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」より引用)

私たちは「きずなメール事業」を通して、自治体と住民が【弱いきずな】でゆるやかにつながり続けることで孤立を防ぐ取り組みを進めて行きます。

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「きずなメール事業」を展開している自治体では、「きずなメール」をベースに作ったテキストメッセージを、子育てに関わるご家族全員で読むことを推奨しています。このため、妊産婦さんだけでなく、「パートナーと読むため」や「パパ向け」に登録案内ができる周知物を活用している自治体もあるので紹介します。

■東京都中野区
なかの子育て応援メール(妊娠期~6歳短誕生日まで)
配信媒体:LINE

パートナーと読む登録案内リーフレット
区役所に来られた妊産婦さんや乳幼児の子育て中の方、そのご家族に配布。
「妊娠中から家族で読める」ことを伝えています。


リーフレットは、なかの子育て応援メールのページからダウンロードいただけます。

自治体担当者の方からの、制作の背景や制作するうえでの工夫等についてのお話は こちら からご覧頂けます。

 


 

■愛知県岡崎市
子育て応援すくすくLINE(妊娠期~3歳誕生日まで)
配信媒体:LINE

パパ向けの登録案内カード
母子手帳交付時等に、保健師さんや窓口担当者から「子育て応援すくすくLINE」の登録案内をする際、パートナーも参加していればその場で。いない場合も、持ち帰って渡してもらえるよう配布しているカードです。

岡崎市さんが参考にされたのが、岡山県奈義町さんの なぎっこきずなメールでの事例です。

母子手帳交付時等に、保健師さんや窓口担当者から登録案内として配布していたカードです。パートナーが参加していればその場で。いない場合も、持ち帰って渡してもらえるよう配布していました。

当時は、配信媒体はメールで、配信期間は妊娠期~3歳お誕生日まででした。
現在は、配信媒体がLINEとなり、配信期間は妊娠期~年長児の3月となっており、登録案内の方法について現在検討中です。

 


 

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