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「本人も自覚しきれていない孤独」をキャッチする

2023年7月26日

広聴チームの三本松です。5月に「孤独・孤立対策推進法」が成立しました。団体の“孤独な子育ての予防”というミッションと重なる部分もあり、注目しています。

内閣官房 孤独・孤立対策担当室がとりまとめた「人々のつながりに関する基礎調査(令和4年度)」を見つけました。このなかに、「孤独という主観的な感情をより的確に把握するため、この調査では、直接質問/間接質問の2種類の質問により孤独感を把握した」とありました。

孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(R4)調査結果の概要より

「孤独」という言葉を使用しない間接的な聞き方も加えることで、「本人も自覚しきれていない孤独」も、リアルがより浮かび上がるということでしょうか。納得感があります。

団体のアンケートでは、「今の生活の中で孤独感を感じることはありますか?」と直接的な設問を設け、「頻繁にある」「時々ある」を選択した人に任意で自由回答を得ています。

2021年分はこちらからご覧いただくことができます。(66ページ以降が該当箇所です)

膨大な量で正確な要約はできませんが、先の間接質問の3つにあたるものは多数見られます。

◎子どもがいると他人との交流が制限されがち⇒人とのつきあいがない。
◎新たに親同士の交流は生まれやすいが、コロナ禍では制限がある⇒人とのつきあいがない。
◎産休・育休中の場合等、仕事から離れている⇒取り残されている気持ちになる。
◎ワンオペで子どもと二人きりの状態⇒他の人たちから孤立している。

やや雑な表現かもしれませんが、乳幼児期の子育ては孤独に陥りやすい要素が多いことは確かかと思います。

きずなメールは、生後100日までは毎日メッセージを配信しています。とても小さな力かもしれませんが、長期間(多くの自治体が3歳の誕生日まで)定期的にメッセージを送りつづけることで、”社会とのつながり“になればと願っています。(了)

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