きずなメール・プロジェクト

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医師の言葉の、その先を読み解く

2023年9月27日

コンテンツチームの荻原です。

2023年9月19日、「子育てきずなメール」制作監修チームである複数医師の皆さんとの編集会議に、オンライン参加しました。

「子育てきずなメール」は2011年、共同設立者夫妻と東日本大震災の被災地支援を機につながった医師チームとの出会いから生まれた0~2歳の養育者向けコンテンツです。当初は全員がボランティアで制作に携わり、2013年に事業化されてからも常にレビューを繰り返すことでアップデートされています。

今回の編集会議は、現在配信されている妊娠期から6歳までの原稿から、さらに延長した学童期・思春期に向けた原稿を考えるための会議でした。

コロナ禍を経て、感染症対策に対する関心や研究が進んだようで、感染症対策の常識が変化しつつあるのだ、と感じる話題もいくつかありました。
最前線で活躍されている医師の方々からの生の声を聞く貴重な機会だったので、共有します。

・「うがい」は推奨されていない
今「うがい」は、医学的には衛生面の観点から推奨されていないようです。生活習慣として、外から帰ってきたら「うがい手洗い」は変わらずあると思われますが、確かに、国の新型コロナウイルス感染症予防のページに「うがい」は書かれていませんでした。
参考:https://corona.go.jp/events/

うがい、手洗いを忘れずに!というフレーズは、学校教育ではもう使われていないフレーズなのでしょうか。現在では「マスク」、「手洗い」、「換気」が3大対策とされていることがわかりました。

・「ハンカチ」の危険性
手を洗ったらハンカチで拭く。一見とても自然なふるまいに見えますが、感染症対策の観点から、タオル・手ぬぐいは使いまわしをすることで汚染されるのでよくない、とされているようです。一度使ったら捨てるのが、最も安全な方法。

感染症対策以外にも様々な観点があり、一長一短かとは思いますが、ハンカチひとつとっても、様々な考え方があることがわかりました。

「ハンカチについての原稿を作るのはいけない、ということではなく、うしろに様々な背景があることを把握したうえで使っていくと、よりよい。単語ひとつとっても、何をどこまでわかっていて書いているのかが重要ですね」

チームの医師の発言です。

言葉という形のないツールで誰かの生活の一助になろうとするとき、この視点を持つことは意義深いことだと思いました。
加えて、自治体や医療機関という、信頼性の高いスポットから発信する原稿を作っていく上でも意識していくべきことです。

これからも言葉の背景に目を向けていくこと、そして最前線の医療現場を知る医師の方々が使う言葉と、その先にも意識を向けて、よりよい原稿づくりに励みたいと感じました。(了)

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