きずなメールは「テキストメッセージによるセーフティネット」としての活用を推進しています。妊娠初期の方に登録をお勧めすることは、セーフティネットの「網の目をつめる」ための重要なアクションです。

自治体のLINEアカウントの中で「網の目をつめる」ために登録動線を最適化して登録者が増えた例として、江東区のLINEアカウントで配信しているきずなメール「こんにちは赤ちゃんLINE」の例を取り上げます。
江東区のLINE公式アカウントは、特定のLINE運用ツールを使用しています。そのため、同運用ツールを利用する自治体で汎用できる、導線最適化の事例となります。

これまでは以下の導線のみで登録が可能でした↓

この導線からはこれまで通りご登録いただける一方で、
このLINE運用ツールの仕様として、「子どもについての情報を選択して受信する」ことが出来ます。
しかし、この「受信設定」と「きずなメールの登録」は、別の導線となっています。

そのため、「選択受信」したとしても、区からの子どもに関するお知らせだけが配信され、きずなメールは配信されないという状況に陥ってしまいます。

つまりこれまでは、
子育てに関する情報を求めて「こども・教育」というチェック項目を選択している方にきずなメールも読んでもらいたいとき、
さらに「これまでの導線」からきずなメールを探し、別ルートで登録してもらう必要がありました。

（↓）そこで今回、以下の導線を追加しました。

（↓）「受信設定」をタップすると、
「どの情報を受信するか選択するためのアンケート画面」と、
「きずなメールの登録画面」が両方とも出てくるようになっています。

（↓）「アンケートに回答する」から「こども・教育」情報を選択したのちに、
横にスクロールして、こちらから「登録」。

これで、

①受信設定で「こども・教育」情報を選択する
②きずなメールの登録

という二つの動作が、紐づきやすくなりました。

「こども・教育」についての情報を求めている方に、スムーズにきずなメールの登録もしていただける、新しい導線です。

この最適化により「こんにちは赤ちゃんLINE」への登録者は増え、現在も安定して高水準を保っています。すぐにできる「網の目をつめる」アクションとして、ぜひ参考にしてください。（了）