松本です。今年度は全国31の自治体で「きずなメール」コンテンツが配信されています。最も長く活用されている自治体は今年で10年目。自治体職員は数年ごとに部署異動があるので、きずなメール事業を担当してくださる職員も数年ごとに変わることが多いです。

先日、とある自治体の担当職員から「育休に入る」旨のメールが届きました。

2年間、事業を担当されていた男性職員で、育休取得は来年3月末まで。つまり、1年近い育休を取得されるとのことでした。

「子育て支援」「こども政策」に関連する仕事をする男性職員が、こうして率先して長期育休を取得するのは、いいことだなと率直に感じています。時代は変わってきているなとも思います。

また、この知らせを受けて、その方との2年間のやりとりが思い出されました。コロナ禍で一度も対面はありませんでしたが、メール、電話、ZOOMでの打ち合わせ、ときには、読者からの問い合わせに急いで対応したり、急遽原稿を差し替えたり。1年間ご一緒すると、「チーム」のような関係性になっていることに気づきます。

NPO法人きずなメール・プロジェクトは、【新しい命の誕生に対し、社会全体から「おめでとう」の言葉があふれる世界】というvisionを掲げているので、こうして身近な方が親になるというのは、やはり格別です。

仕事で出会った方、地域で出会った方、趣味を通じて、SNSで・・・出会い方はそれぞれでも、こうして「親になりました」「おめでとう」と伝えあえる関係を、個人個人が少しずつ増やしていくことが、私たちの目指す世界に通じるのだと思います。（了）