きずなメール・プロジェクト

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【自治体向け】きずなメール活用事例⑤やさしい日本語を用いた在住外国人向けの支援 兵庫県神戸市

2023年5月30日

【市の概要】
人口 1503763人
出生数 9,196人
導入開始 2015年10月

【実施担当課】
こども家庭局こども未来課

【導入経緯】
NPO法人きずなメール・プロジェクトから電話提案

【登録案内・周知リーフレット】

 

【事業の位置づけ】
妊娠中から3歳までの子どもがいる方を対象に、妊娠週数や月齢に応じた胎児・乳児の成長過程、妊娠生活・育児のアドバイス、出産・育児の基礎知識、事故予防などの情報を、タイムリーにメッセージを配信するサービス。
また、子育てに役立つ制度や施設、健康診査、予防接種、各種行政サービスなどの神戸市情報も併せて配信。
出産・子育てには周りの方の支えが必要です。お母さんだけではなく、ご家族の方も是非ご登録・ご利用を促しています。

【事業内容】
■こうべ子育て応援LINE(妊娠初期~3歳誕生日まで):詳細はこちら

  • これと同時に、より孤立しがちな外国人妊婦の方や子育て世帯に寄り添うため、「やさしい日本語」での子育て情報LINE配信サービスを同日、開始しました。

KOBE子育て情報(やさしい日本語(妊娠初期~3歳誕生日まで):詳細はこちら

現在、日本で生活する外国人の妊産婦さん・子育て中の方、そのご家族への支援は少しずつ増えてきていますが、近くに行政の支援があるという情報が当事者に届いていない現状があります。この社会課題に向けて、神戸市ときずなメール・プロジェクトの間で『「やさしい日本語」での子育て情報配信に関する協定書』を結び、この度のKOBE子育て情報(やさしい日本語)の配信となりました。神戸市ではこれまで「役所をやさしく」の観点から市内在住外国人への情報提供の充実をはかるため、簡単な単語・文法を使用する等、日本語初級者の外国人にも分かりやすいように配慮した日本語の活用に取り組んでいます。「やさしい日本語」が生まれるきっかけは、1995年に発生した阪神・淡路大震災だったと言われています。当初は外国人居住者に多言語で発信することを検討していたものの、そうするには時間も手間もかかる。それよりも日本語も英語も母国語ではないが、簡単な日本語ならばわかるという方々に向けて「やさしい日本語」で「命を守る」情報を伝えようということから開発されました。「やさしい日本語」という伝わりやすい言語を用いて「ゆるやかにつながり続ける」ことは、ことばを通して互いを尊重する包摂的社会の実現にむけたひとつの方法だと思います。

【事業に関する感想】
こうべ子育て応援LINEを利用されている方に対して、使いやすさや満足度を調査し、今後の配信内容や広報周知に反映させるため、毎年アンケートを実施しています。例年、満足度約90%となっておりますが、令和4年度も同程度の結果となりました。
「メールの内容がタイムリーでとても役立ちます」、「パートナーと子育てについて話し合うきっかけになっています」、「孤独感から救われたり、改めて子どもの成長を祝う気持ちが増します」など多数のご意見が集まった。
令和4年度読者アンケート結果報告書(PDF:1,146KB)

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きずなメール事業は、声なき声とつながり続けることで「孤育て」の予防を目指します。
きずなメール事業は「テキストメッセージによる間接支援」です。
本事業に関するお問い合わせは こちら よりお願いします。

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(参考)
包摂的社会実現に向けた取り組みとしての「こうべ子育て応援LINE」と「やさしい日本語版」配信
【プレスリリース】2月1日から神戸市にて「こうべ子育て応援LINE」および「やさしい日本語」での子育て情報配信開始。

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