きずなメールを読んでいただくための「子育てガイド」チェックリストの工夫
きずなメール・プロジェクトの井上です。
「子育てガイド」(妊娠期)のチェックリストを用いた、きずなメール事業の周知(登録案内)の事例について紹介します。
昨年11月に厚生労働省から通知の、出産・子育て応援交付金の自治体向け説明会の中の、出産・子育て応援交付金の実施・運用の方法(案)という資料の中に「子育てガイド」のイメージがありますが、実際いくつかの自治体でこちらの子育てガイドを活用したきずなメール事業の周知が始まっています。
※子育てガイドのイメージのダウンロードはこちら ↓
ある自治体では、上記のイメージ図の赤枠内の
□ 〇〇アプリに登録する と記載されている箇所を
□ きずなメールに登録する と表記した子育てガイドを作成しています。
そして、下記の図の通り、妊娠届時の面談時に手交(しゅこう:公式文書を手渡しすること)し、妊娠期の過ごし方や利用できるサービス等を一緒に確認しているとの事です。
その結果、妊娠期のきずなメール事業の登録者が数倍に増えました。
今回の「子育てガイド」は、「このタイミングで〇〇をする」など行動を後押ししてくれる手順書のように感じました。
一般的に手順書とは、業務を行う手順を文書化して、誰が作業者であっても同じように作業を実行できるように手順が明確化されたものですが、初めて妊娠を迎える女性とそのご家族にとって、このように手順が分かりやすく簡潔にまとめられている事が一番なのだと思います。
このガイドを通して案内を行うことは、
(1)実際に支援やサービスを利用する側の妊婦さんも、これから受けられるサービスの見通しやイメージを持つことができる。
(2)支援やサービスを案内する保健師さんも、この1枚で効率的に案内できる。
(3)それぞれの支援事業を管轄する担当職員の方も、しっかり事業を利用者に伝えられる。
という、“三方よし”の方法だと思いました。(了)