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育児当事者からみた「相談事業」とは?

2022年11月22日

広聴チームの三本松です。

自治体ではコロナを契機にオンラインでの相談体制構築が進んでいます。これを受けて、きずなメール事業の広聴アンケートの「統合データ」※1から「相談」に関するトピックを見てみます。
※1「統合データ」:きずなメール事業で実施している各自治体での読者アンケートを合算して集計したもの。2021年度は23自治体の読者アンケートを合算集計した。回答者数は妊娠期N=952、子育て期N=6,690。

広聴アンケートでは必ず、「このメールを読むことで、日常生活や気持ちの面に影響はありましたか?」という設問を選択式で答えていただいています。相談に関する選択肢は、「区市町村の子育て支援サービスを得るきっかけになった」「市区町村の相談窓口に相談するきっかけになった」の2つがあり、子育て期ではそれぞれ23.7%、3.7%という割合。この数値が高いか低いかは、各自治体の背景や回答者の状況など要因が複雑で慎重に評価すべきところです。

「きずなメールに対するご感想やエピソードがありましたら、ぜひお書きください」の自由記述形式の回答にも「相談」に関する言及が散見するので、ご紹介します。

■いつも楽しみに読ませていただいております。子育ては思った以上に分からないことが多く、助産師さんなどもっと身近に相談できるところがあると嬉しいです。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳0か月-0歳5か月)

■子どもがワクチン接種をした際に発熱して泣き止まなかった時、LINEで♯8000を事前に知れていたので相談できて安心した。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳0か月-0歳11か月)

■ネットの情報だと信憑性が低くて、メールで届く情報を見て正しいんだなと安心する事が多かったです。
産院などで相談などしても、コロナ禍で最低限の会話しか返してもらえない時期だったので、とても心強かったです。
届く情報を夫に転送して共有したり、整理された情報でわかりやすくて助かりました。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳0か月-0歳11か月)

■いつも配信有難うございます。
コロナ禍での初めての妊娠出産で、常時なら得られる繋がりや情報へのアクセスが困難な中子育て応援メールはとても嬉しいサービスです。区内の沢山の妊娠中子育て中の方が知って登録して欲しいです。
今年度、保活相談が電話でしか出来ず、オンライン相談も極稀で先着順、園の見学もできず行き詰まっており苦しいです。
保活に関する情報やサポートを応援メール内で沢山の発信をお願いしたいです。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳0か月-0歳11か月)

■日々送られたメールを読むことが日常の習慣になり、楽しみになっています。コロナ禍で自由に人と会って相談できない分、孤独感が多少あるのですが、メールの中で「わたしだけ悩んでいるわけじゃないんだな」と確認でき、不安がやわらぎます。
いつもありがとうございます。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳0か月-0歳11か月)

■メール内容を読んで疑問に思ったことなどを返信すれば答えが帰ってくるといいなと思う。コロナ禍で子育て相談なども全て予約制になり気軽に相談できなくて親も遠い所に住んでるので1人で悩んでいます。妊婦の時はメール形式で相談できたのに育児相談はメールがないからあったらいいなと思ってます(子どもの母親(1人目)、20代、0歳6か月-0歳11か月)

■子育てについて相談できる場所になかなか出かけにくいご時世ですが、メールで子供の月齢に合った情報を教えてもらえて すごく助かっています。(子どもの母親(1人目)、30代、0歳6か月-0歳11か月)

■LINE上で問い合わせや相談などできたら嬉しい(子どもの母親(1人目)、20代、0歳6か月-0歳11か月)

■ちょっとした心配事を送ったら返信してもらえるようなやりとりができると嬉しいです。
ラインでの悩み相談は市のサポートのものを活用したことがありますが、「虐待防止!」みたいな感じの窓口?(見た目)で軽い相談事は逆にしづらいなぁと思ったので。(子どもの母親(1人目)、30代、1歳0か月-1歳5か月)

■月齢にあったメールが常に配信されていて、少し発達がおくれているかな?このくらいの発熱はどうしたらいいんだろう?と不安になるときにいつもずばり!というタイミングで情報が届くので、参考にさせていただき、医者に相談する前段階として大変役立っています。いつもありがとうございます。(子どもの母親(2人目以上)、30代、1歳0か月-1歳5か月)

■月齢に応じた情報がいただけるので、タイムリーに活用できて助かっています。これはと思った内容は夫に転送し、客観的な視点を踏まえて子育てについて相談できており、とても有効なメールマガジンだと思っております。(子どもの母親(2人目以上)、30代、1歳0か月-1歳11か月)

■月齢に合わせた内容が届くのがありがたかったです。役所の相談先なども記載されていて、いざと言う時に頼れる場所があることが心強かったです。(子どもの母親(1人目)、30代、1歳6か月-1歳11か月)

■日々の子育てで感じる、誰かに相談することでもないか…と、思い止まっている子どもの些細な変化や不安に感じるエピソードにぴったり当てはまる情報が定期的に送られてくるので、毎回救われた気持ちになっています。(子どもの母親(1人目)、30代、1歳6か月-1歳11か月)

■日々の子育てで感じる、誰かに相談することでもないか…と、思い止まっている子どもの些細な変化や不安に感じるエピソードにぴったり当てはまる情報が定期的に送られてくるので、毎回救われた気持ちになっています。(子どもの母親(1人目)、30代、1歳6か月-1歳11か月)

■コロナ禍で思うように外出もできない中、1歳半健診の頃から子供の発達が少し遅れているのが気になりながら過ごしてきました。このまま様子見でもいいのかな、大丈夫かなと不安に思っているところに定期的に区からメールをいただけていたため、いざ相談というハードルが下がったような気がしています。親元も遠く、自由に行き来できない今、こうしたメールサービスは直接関係ない内容でも支えになってくれています。(子どもの母親(1人目)、30代、2歳0か月-2歳5か月)

■新生児、乳児時期にはマメに届いて、孤独な時間に大変助けとなりました。今は保育園に行っているので相談などはそちらでしています。(子どもの母親(1人目)、40代、2歳0か月-2歳11か月)

以上です。団体のミッションである「孤育て」の予防と相談は切っても切れないものです。ウィズコロナ時代ソーシャルキャピタル(社会関係資本)のあり方も変わって来ていると感じます。引き続きみていきたいと思います。

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