きずなメール・プロジェクト

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読者からスタッフへ。「セーフティネット」として機能させるための「ファクトチェック」を担当。

2022年6月8日

Fact Check – road sign concept

こんにちは。原稿チームのNです。
私は、今はきずなメール・プロジェクトの乗組員として働いていますが、実は東京都内のとある区で、きずなメールを受け取っていた元読者です。

妊娠と時を同じくして、家族の仕事の都合で地方から東京へと引っ越してきました。親しい人もいない場所での妊娠・出産は想像を超えた「孤独」との戦いでした。本当に何度も挫けそうになりました。そんな時、妊婦面談で保健師さんが勧めてくださり、登録した「きずなメール」が心の支えでした。

就職活動をする中でたまたま「きずなメール」の求人を見つけ「ここしか無い!」と思い今に至ります。実は求人を見つけるまで「きずなメール」が全国で配信されていることを知らず、区独自の事業だと思っていました。それほど、区からのメールとして印象が強かったのだと思います。

きずなメールは、年に一度「年度更新」という工程を経て、読者の皆さんにお届けしています。

この年度更新には二つの柱があります。

一つ目は監修の医師・専門家によるきずなメール基本原稿のファクトチェックです。複数の先生方にご協力いただきながら、きずなメールの幹となる部分の原稿がブラッシュアップされていきます。

二つ目は自治体によるファクトチェックです。きずなメールでは、自治体ごとに読者の妊娠週数やお子さんの月齢に合わせた自治体事業に関する情報を併せて配信しています。自治体の事業は、年度を境に開始・変更となることが多く、新鮮な情報を届けられるよう自治体と協力しながら進めていきます。

私は二つ目の柱、自治体によるファクトチェックを担当しています。

自治体とやりとりをしながら、より鮮度の高い情報をきずなメールで配信できるよう調整していきます。

この業務を担当することになってから改めて感じるのは、各自治体が多種多様な相談窓口や子育て支援事業を用意しているということです。ですが、子育て支援情報を知る機会があり、それが後から考えれば大事な情報であったとしても、自分がまさに当事者で無い時は見過ごしてしまいがちです。

きずなメールは「この時期に、この情報が届くときっと役立つ」というタイミングを見定めて情報を配信していますので、日々忙しい中でも情報を入手しやすくなっています。

ちょうどいいタイミングで、ちょうど欲しかった情報が手元に届くことで、セーフティネットの網の目が詰まっていきます。年度更新では、このタイミングの調整も同時に行います。

今年も約30自治体の年度更新に携わっています。

コロナ禍を契機として、オンラインでの相談・両親学級等の講座が開始になった自治体が多くありますし、産後ケア事業は年々充実しているように思います。こういった情報を一人でも多くの読者に届けられるよう、取り組んでいきます。

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