【プレスリリース】東京都港区「港区出産・子育て応援メール」にて『やさしい日本語版』配信開始。
NPO 法人きずなメール・プロジェクト(東京都新宿区)は2025年7月1日より、東京都港区の「港区出産・子育て応援メール」において、「やさしい日本語版」のメール配信を開始しました。
現在「港区出産・子育て応援メール」では、妊娠期~7歳学年年度末までの日本人向けにメールとLINEで配信をしていますが、今回スタートした「やさしい日本語版」は、日本語が第一言語ではない海外にルーツをお持ちの方に向けて、ひらがなやフリガナを多くした内容としてメールで配信されます。(妊娠~3歳誕生日まで)
港区では「誰にでも分かりやすいように」と対象を広くされていることも特徴の一つです。
■港区「港区出産・子育て応援メール やさしい日本語版」 紹介ページ
~きずなメールやさしい日本語版のはじまり~
「きずなメール」はもともと、子育て中の「すべての人」に読んでもらうために作られました。その中には、異なる境遇で多様な子育てをされている方々も含まれています。いつかこんな人々にも応えられるきずなメールも作りたいと思っていたところ、理事の一人から「多言語化はもとより、”やさしい日本語”だと、一つのコンテンツで読める人をさらに増やせるのでは」との意見があり、「きずなメール やさしい日本語版」の制作プロジェクトがスタートしました。「やさしい日本語版」で配信される出産・育児の基礎知識は、団体で編集制作を行った「きずなメール やさしい日本語版」です。
日本に住む海外にルーツをお持ちの方を対象に、孤育てを防ぐセーフティネット強化を目的として2020年11月から制作がはじまりました。(制作までの流れはこちら)
出所:https://www.city.minato.tokyo.jp/shibamadosa/kuse/toke/jinko/kokusekibetsu.html
港区ホームページによると、港区には現在23,378人(2025年5月時点)の外国籍の方が住民登録しています。毎月増え続けています。
港区総人口(外国人含む)が267,780人(2025年1月時点)※のため、日本人の数は凡そ244,402人とすると、約1割の方が外国籍となります。
~港区の想いと重なり導入へ~
「港区出産・子育て応援メール」やさしい日本語版の配信は、外国籍の方のみならず、日本人の方でも知的に障がいのある方、解釈に難がある方にも伝わりやすい形でメッセージをお届けしたいという港区の想いもあります。
やさしい日本語版の配信が「多文化共生社会」「多様性社会」の実現はもちろん、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」という、SDGsにも含まれる社会的養護の理念の実現につながる一助となれれば幸いです。(了)
★登録はこちらから(◆を@アットマークに変更してください)
・妊娠期:minato_yasashii◆reg.kizunamail.com
・産後:minato_kosodate_yasashii◆reg.kizunamail.com
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~港区ときずなメールのこれまでの協働~
■【プレスリリース】「港区出産・子育て応援メール」配信年齢を小学校1年生学年までに拡充!「小1の壁」対策までサポートを広げる/配信頻度・配信媒体の見直しも。
https://www.kizunamail.com/news/16707/
■虐待、養育困難家庭、特定妊婦の相談件数を受けて拡充する「港区出産・子育て応援メール」。
https://www.kizunamail.com/news/14982/
【プレスリリース・取材に関する お問い合わせ先】
NPO法人きずなメール・プロジェクト
担当:佐藤瑶子
電話03-6709-6893
inquiry@kizuna-mail.jp
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-22-10-3B