【東京都八王子市】広報紙で事業を周知/「セーフティーネットの網の目をつめる」仕組み化として
きずなメール・プロジェクトの井上です。
私たちはきずなメール事業を通して、自治体と住民が【弱いきずな】でゆるやかにつながり続けることで孤立を防ぐ取り組みを進めています。
きずなメールという「複数専門家によって制作監修されたテキストメッセージ」それ自体が読み手の不安軽減や知識向上につながり、子ども虐待予防のセーフティーネットとして力を発揮するために、団体として「妊娠期の新規登録率を自治体の年間出生数の20%以上にする」を出発点とした「セーフティーネットの網の目をつめるアクションの仕組み化」を推進しています。
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本記事では、東京都八王子市の事例を紹介します。
「すくすく☆メール」(八王子市のきずなメールの名称)を運営する子どものしあわせ課では、2024年8月と2025年1月、「広報はちおうじ」で事業の案内を実施しました。
その結果、毎月の新規登録者平均の数倍の登録がありました。
これは、
■妊娠したことをきっかけに、または子育てするために広報紙を通じて行政情報を得たい方が多い点。
■きずなメール事業主管課と広報紙を担当する課の連携が行われた結果、定期的(年2回)に掲載されることで住民の目に触れる機会が増えた点。
が、効率的な周知につながった事例です。
また、八王子市では子育てガイドブックのはじめのページにも、読者の声を含めた事業案内が掲載されています。
広報紙や子育てガイドブックで事業が市民の方々の目に触れることで、「すくすく☆メールってどんな内容だろう?」との興味から登録に至る可能性が増えます。
すくすく☆メールは妊娠期から3歳になるまで配信されます。日々のメッセージを通じて切れ目のない支援を提供し、子ども虐待予防のセーフティーネットとして力を発揮できる体制づくりを強化していきます。(了)