2021年6月27日（日）に、オンラインにて2020年度活動報告会を開催いたしました。
当日は、19名の方にご参加いただきました。

公開の活動報告会は初となるため、参加してくださる皆さまに、より団体を知って頂けるよう、改めて団体紹介から始めました。

①団体紹介：きずなメール・プロジェクトとは
まずは代表の大島由起雄よりご挨拶と、自治体で活用されている「きずなメール事業」の全体イメージをご紹介しました。
「きずなメール事業」は、「きずなメール」という【複数名の医師や管理栄養士と制作監修した子育てアドバイス原稿】を軸とした、子育て支援の仕組みです。

そして、「きずなメール」は「原稿」ですが、最近は「テキストメッセージング」という言葉とともに説明しています。きずなメール ・プロジェクトはこの「きずなメール」という「テキストメッセージ」を、あらゆる形で届けることで、ミッションである「孤独な子育ての予防」を目指しています。よりピンポイントには、子ども虐待の予防を目指しています。

また、2010年11月3日に団体10周年を迎え、これを機に出させて頂いたステートメントについてもご紹介しました。

・団体として、ひとり親、在住外国人、里親など、数としては少ない人々にも「きずなメールを読んでもらいたい」という考えを明確にしたこと。

・「テキストメッセージングによる子ども虐待予防」を考えると、こうした人々へのアプローチが欠かせないこと。

ステートメント及び今年度の事業計画のなかで、子どもの権利条約にある「子どもの最善の利益」の実現のために、きずなメールを役立てていくことも明確にしました。

②きずなメール「コンテンツ」について
続いて、コンテンツディレクターの松本より、団体が提供する様々なコンテンツについてお話しさせて頂きました。

まずは「きずなメール」原稿とはどういったものなのか、自治体事業でどのような活用をされているのかについて、具体的にご紹介いたしました。

また、2020年度の新たな取り組みを2つご紹介しました。

・「子育てきずなメール」監修者の多職種連携
「子育てきずなメール」の監修に歯科医師や管理栄養士に加わって頂きました。

・自治体独自の「祖父母向け」原稿
茨城県龍ケ崎市や千葉県富津市では、独自に、子育て世代と祖父母間の良好な関係作りを目指し、「祖父母向け」原稿を作成し、配信しています。

そして、父親読者からの感想もご紹介しました。

最後に、今取り組んでいること2点をご報告しました。

・ジェンダー視点・多様性
読んでくださる方への問いかけの言葉を下記のように変化させています。

2013年＜今日のママへ＞

↓　＜今日のママ・パパへ＞

2020年＜今日のあなたへ＞

・きずなメールの「やさしい日本語版」制作状況

③活動報告：2020年度の取り組み
続いて、広報ファンドレイジング担当のオノヘレより、自治体事業以外の2020年度の取り組みについてご報告しました。

また、「きずなメール やさしい日本語版」の制作に向けて取り組んだクラウドファンディングについて。今年度の予定についてご報告いたしました。

・2021年12月中 翻訳完成
・2022年2月1日 原稿完成イベント
・2022年3月1日 配信開始

最後に、団体が昨年度から取り組みを強化したファンドレイジングについて、その目的や、受け付けている寄付の種類についてご説明し、昨年度の寄付の実績や活用状況についてもお伝えいたしました。

④スタッフ対談
自治体協働パートナーの井上と、広報ファンドレイジング担当のオノヘレがスタッフ対談をしました。
スタッフがどのような業務を日々行っているか等についてお話しさせて頂く機会はほとんどなく、団体にとっても貴重な機会となりました。

まずは、井上の自己紹介からスタートし、司会からの質問に２人が回答していく形をとりました。
「印象に残った業務」として、井上は「入職してから、初めて事業説明から携わった岡山県奈義町。読み手が参加する企画を一時的に行ったこともあり、読者と直接話す機会を得たのがよい経験だった」と語りました。オノヘレは「クラウドファンディング。団体で寄付を募るのが初めてで、多くの人に応援されているのを実感することができた」と話しました。

最後に、交流会を行いました。残って下さった方から感想を頂いたり、スタッフ全員が自己紹介たりと、皆さまと交流させて頂く貴重な機会となりました。

今後も、皆さまに直接事業や取り組みについてご説明させて頂いたり、お話しする機会を積極的に作っていけたらと考えております。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
また、今回ご都合が合わなかった方も、別の機会でお目にかかれることを楽しみにしております。