【プレスリリース】NPO法人きずなメール・プロジェクトとtranscosmos online communications、 LINEを活用した「子どもの育ち」を支える連携協定を締結
養育者の孤立を防ぐことで、子どもの育ちを支え、「子どもの最善の利益」の実現を目指す。
2020年10月1日
NPO法人きずなメール・プロジェクト
transcosmos online communications株式会社
NPO法人きずなメール・プロジェクト(本社:東京都杉並区、代表理事:大島由起雄)とtranscosmos online communications株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:貝塚 洋)は、2020年10月1日より、LINEを活用した「子どもの育ち」を支える連携協定を締結いたしました。児童の権利に関する条約の精神にのっとり、養育者の孤立を防ぐことで、子どもの育ちを支え、「子どもの最善の利益」の実現を目指します。
きずなメール・プロジェクトは、子育てアドバイス原稿「きずなメール」(マタニティきずなメール/子育てきずなメール)を用いて、孤育て予防に取り組むNPO法人です。「きずなメール」原稿は、主に基礎自治体で採用され、自治体の支援情報とあわせて住民に配信されています。妊娠中から出産後までの切れ目のないオンライン支援を通して、妊産・出産・子育ての不安を解消し、自治体・地域とのつながりをつくることで、「孤育て」や「乳幼児虐待」の予防に役立てられています。
transcosmos online communicationsはLINEを活用したカスタマーサポートツール「KANAMETO」の開発・提供を行っており、KANAMETOは多くの地方自治体で採用され、「子育て情報の配信」や「児童虐待相談」「DV相談」などの裏側を支えてきました。
きずなメール・プロジェクトとtranscosmos online communicationsは、妊娠中の方やそのご家族、養育者にとって身近な存在となっている「LINE」を活用して、養育者の孤立を妊娠期から予防し、「子どもの育ち」を支え、「子どもの最善の利益」の実現を目指す取り組みを共同で推進することで合意し、連携協定を締結いたしました。
きずなメール・プロジェクトは、自治体がLINE公式アカウントに「KANAMETO」を活用した住民支援を実施する際、妊娠期から出産後までの切れ目のないオンライン支援を実現するため、KANAMETOから配信できる「きずなメール」原稿を提供します。
transcosmos online communicationsは、自治体のLINE公式アカウントで、市政情報の配信やチャットボットによるFAQ対応、LINEチャットによる相談受付、道路や公園の通報受付などを提供すると同時にきずなメール・プロジェクトの「きずなメール」原稿を配信可能な環境を提供いたします。
■transcosmos online communications株式会社 代表取締役社長 貝塚洋のコメント
「孤育て」や「産後うつ」など「子育て」にかかわる社会課題に対する取り組みで多くの実績を誇るNPO法人きずなメール・プロジェクトと「子どもの育ち」を支える取り組みを共同で推進できることをこころから嬉しく思います。
当社は、LINEを活用した「虐待相談」や「DV相談」などで地方自治体様を支援して参りましたが、今後、子育てを支援するコンテンツ配信の領域でも社会に貢献して参ります。
■NPO法人きずなメール・プロジェクト 代表理事 大島由起雄のコメント
「子どもの権利条約」に関する知識や情報は、日本ではまだ一般化していませんが、子ども虐待予防や子どもの幸福度を高める上で、世界では欠かせない考え方になっています。そんな中、企業もNPOも、「子どもの権利条約」の枠の中で自分たちの事業・活動を位置づけていくことは、これからは欠かせないと考えています。この考えにいち早くご賛同くださったtranscosmos online communicationsの皆様に、感謝いたします。これを機に、社会にどんな価値を提供できるか、子どもたちの将来に何ができるかを、ともに考えていければと思っています。
「きずなメール」は、孤育て予防を目的に、NPO法人きずなメール・プロジェクトと、医師や管理栄養士など複数名の専門家が制作監修をした、子育てアドバイス原稿です。子育てアドバイス原稿の内容は、妊娠週数やお子さんの月齢にあわせた「おなかの赤ちゃんの様子/子どもの成長や発達/保護者に向けたアドバイス」等です。
団体は2010年から事業を開始し、「きずなメール」の自治体導入実績は30件を超えています。
「KANAMETO」は、トランスコスモスとLINE株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコムの合弁会社であるtranscosmos online communications株式会社が開発・提供する、LINEのメッセージ配信ツールです。チャットボット機能を備え、複数のLINEユーザーと同時に行うチャットコミュニケーションはもちろん、アンケート機能も備え属性にあわせたセグメント配信を行うことが可能です。2019年10月より、Salesforce Service Cloudとの連携機能も備わり、カスタマーサポート状況の可視化や生産性向上のための分析が容易になりました。また、2020年5月より、住民が道路や公園などの不具合を通報可能な自治体向け通報ソリューションの提供を開始しています。LINEでのマーケティングからサポートまで、自治体や企業と消費者のコミュニケーションを支援しています。
(NPO法人きずなメール・プロジェクトについて)
NPO法人きずなメール・プロジェクトは、2010年11月3日 (「いいお産の日」)に設立しました。「孤育て予防」をミッションに、「きずなメール」を活用した事業を自治体や医療機関に提供中。2020年には、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター(NCNP)認知行動療法センターと「テキストメッセージングによる周産期の父親のメンタルヘルス向上のためのランダム化比較試験」共同研究を実施。
「伝える内容と伝え方」を工夫することで、子育て世帯の不安をやわらげ、親と子のきずなや夫婦間のきずな、地域とのつながりを強めて、妊娠・子育てにまつわる社会課題解消を目指しています。
(URL: https://www.kizunamail.com/)
(transcosmos online communications株式会社について)
transcosmos online communications株式会社は、トランスコスモス株式会社とLINE株式会社の合弁会社として、2016年5月に設立されました。2017年10月には米国セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Venturesからも出資を受けています。LINEのプラットフォーム・ユーザー基盤とトランスコスモスの営業・開発力などを活かし、企業とユーザーのより良い関係構築を実現するさまざまなソリューション・サービスの提供に向けて取り組み、企業とユーザーの新たなコミュニケーションのデファクトスタンダードを目指しています。なお、2017年9月にはLINE公式アカウント対応のカスタマーサポートツール「KANAMETO」を開発、販売を開始しています。
(URL: https://transcosmos-online.com/)
報道関係者お問い合わせ先
NPO法人きずなメール・プロジェクト 担当:オノヘレ
Tel:03-6317-5575 Email:inquiry@kizuna-mail.jp
transcosmos online communications株式会社 広報担当
Tel:03-3486-0350 Email:pr@transcosmos-online.com
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