バンクーバーの図書館には日本語の本や絵本があるのか!?多文化共生について考える
バンクーバー(カナダ)からリモートワークをしている、協働パートナーのさとうです。
今回のブログで取り上げたいのは、「日本語の絵本事情」についてです。
当たり前の話ですが・・バンクーバーでは私は在住外国人という立場ですので、
【異国で子育てをすること】についても考えながら、図書館に足を運んでみました。
まず前情報として2点です。
1)日本語の絵本の貸し出しは、バンクーバー内の図書館でも中央図書館 1 か所でしかなく、なかなか手に入りにくいらしい。(返却はどこの図書館からでも OK とのこと)
2)以前、「子ども向け本屋さん」に行ってみましたが、日本語の絵本は置いていなかった。
今回は、2か所の図書館を訪れてみました。
1か所目は日本語の絵本が置いてあるという中央図書館。
2か所目は家からすぐの場所にある地域の分館図書館です。
前情報通り、地域の分館図書館には、日本語の絵本の貸し出しはなく、中国語とフランス語の絵本はコーナーが設けられていました。中央図書館には、日本語のコーナーがあり貸し出しを行っていました。
図書館入り口には、16か国語で挨拶があります。日本語での挨拶があるだけでなんだかホッとします。
中央図書館の様子です。館内には、国ごとのコーナーがありました。
その中には日本のコーナーも。
絵本も充実しています。
大人向けの書籍や、小説、漫画、雑誌などもありました。
中央図書館は、ダウンタウンの中心にあり、大変立派な建物です。
多様なルーツの人々が入り混じる「多文化主義」の国として知られるカナダですが、
バンクーバーにも多様なルーツの人々が暮らしています。
調べてみたところ200以上のルーツがあるようです。
そのため、私のような海外初心者の外国人でもとても暮らしやすく、人もあたたかいですし、心強い日本人コミュニティもあります。今回訪れた中央図書館にも日本語の本が多数置いてありました。「あるところには必要な支援がある」と感じています。
それでも「情報を得ることは簡単ではない」と感じてしまうのはなぜなのでしょうか。
言語の壁も大きいかもしれません。
昨今、日本でも「多文化共生社会」「多様性社会」の実現に向けた取り組みがされており、きずなメールでも、「やさしい日本語版」の配信を始めています。
現在、自治体版で導入いただいているのは、神戸市・文京区・港区の3自治体です。
暮らしている土地の言葉や環境に適応していくことはもちろん大切ですが、「やさしい」言葉や環境、必要な情報のあつまる場所(プッシュ型の情報発信や拠点)があることは、子育て支援に限らず、全ての人にとって重要なことなのかもしれないと感じました。
日本に在住の外国人の方で妊娠・子育て中の方には是非、「やさしい日本語版きずなメール」をおすすめくださいね。
■「やさしい日本語版きずなメール」
https://www.kizunamail.com/yasanichi/
海外で暮らす日本人の子育て当事者の方には、「きずなメールLITE」がおすすめです!
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以上、バンクーバーからでした!