東京大学大学院「子育てに対する気持ち調査」にご協力頂きありがとうございました。
「産後きずなメール(全国版)」をお読みの皆さま、全2回にわたる「子育てに対する気持ち調査」のアンケートにご協力下さり誠にありがとうございました。
このアンケートは、東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産分野所属の春名めぐみ先生(准教授)の依頼を受け、「乳幼児をもつ女性の健康と生活に関する研究」の一環として実施しました。
背景には、核家族化・少子化で孤立するお母さんが増えて、育児不安や乳幼児の虐待を生じる一因となっている現状があります。内閣府「健やか親子21」の中でも、乳児をもつ女性の育児への自信を高め、楽しく育児ができる支援が求められています。
オーストラリアで開発されたKaritane Parenting Confidence Scale(KPCS)は、育児に対する自己効力感(=自己に対する信頼感や有能感のこと)を測定する尺度です。育児に対する自己効力感は、親の育児遂行能力や心理状態、子どもの行動や発達と関連があり、測定ツールを開発することで、具体的な支援を検討・評価していくことができると考えられています。
今回の調査は、日本語版KPSCの信頼性・妥当性の検証を目的としたものです。ご協力頂いた「産後きずなメール(全国版)」読者の皆さんの声を、妊婦さんや子育てママ、これから赤ちゃんを授かる方々、生まれてくる赤ちゃんの未来に役立て行きます。
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※この研究は、「平成27年度科学研究費補助金基盤B(研究代表者 春名めぐみ)」の助成を受けて実施しております。
この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです。
研究機関:東京大学大学院医学系研究科 母性看護学・助産学分野
研究責任者:(准教授)春名めぐみ (研究統括/データ解析/まとめ)
共同研究者:(大学院生)村瀬由利子 (計画/まとめ)
研究協力者:NPO法人きずなメール・プロジェクト(代表)大島由起雄 (データ収集/匿名化)