「きずなメール石巻版」の配信を開始しました。
2011年11月2日、宮城県石巻市の石巻赤十字病院との協働による「きずなメール石巻版」の配信を開始しました。
「きずなメール石巻版」では、石巻赤十字病院の産婦人科医・助産師からのメッセージのほか、緊急時には登録者宛に、一斉に情報発信する緊急時対応機能も備えています。また、同地域の子育て支援団体とも協力し、妊産婦が気軽にやりとりできるようなコミュニティづくりなどの展開も予定しています。
主たる協働先となる石巻赤十字病院は、石巻地区の基幹病院です。2011年3月の東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた石巻一帯の医療を一手に担ったことで知られています。
【参考】石巻赤十字病院の100日間
【動画】日本赤十字社/石巻赤十字病院~東日本大震災 初動の記録~
同院では4月18日より、日本プライマリ・ケア連合学会・東日本大震災支援プロジェクト(PCAT)の太田寛医師(北里大学医学部公衆衛生学 助教、産科婦人科学会専門医)の協力により「ママ&ベビー支援メール@石巻地区」が配信されていましたが、きずなメール石巻版はその後を受け継ぐ形で、被災地の妊産婦支援を継続するものです。
新しい命の誕生は、いつの時代も「希望」を与えてくれるものです。震災で多くの命が失われた同地区においては、その「希望」もさらに重みを増すものではないでしょうか。「きずなメール石巻版」は、石巻の新しい命を育む妊産婦と新しく誕生する命を支える、地域密着型の取り組みとして「地域のきずなづくり」に貢献したいと考えています。
【協働先】
石巻赤十字病院
日本プライマリ・ケア連合学会・東日本大震災支援プロジェクト(PCAT)
石巻市の子育て支援団体「ベビースマイル石巻」