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第27回編集会議開催報告/「水筒による腹部打撲」と「百日咳ワクチンの追加接種」についての検討

2026年1月6日

コンテンツグループの荻原です。
きずなメールは「テキストでつながり続けるセーフティネット」です。
2025年11月30日現在、6万2570人の読者の方とつながり続けています。
より長くつながり続けるために現在、18歳までの「学童期・思春期メッセージ」をブラッシュアップするための編集会議を、オンラインで月1回、開催しています。
第27回の11月11日は、5名の医師と、5名のきずなメールスタッフが参加しました。

今回は主に、監修の医師より提案をいただいた「水筒による腹部殴打」や「学童期・思春期の百日咳ワクチンの追加接種」について検討しました。

また、「子どもの権利」の視点から原稿を読んでいただいている弁護士よりフィードバックがあり、その検討も行いました。

【コンテンツ担当の思索録】「水筒による腹部打撲」と「百日咳ワクチンの追加接種」についての検討

水筒による腹部打撲
肩や首からかけていた水筒が、転倒した際にお腹にあたり、内臓を損傷するなどの事故が起きています。

実際に怪我をした年代は、5~11歳で、消費者庁が発表している事故事例を見ても、7歳、9歳、10歳など。
学童期のお子さんが事故に遭っていることがわかりました。

医師からは、「小学1年生の遠足の前には注意喚起ができるといいのではないか」「習慣化することが大切なので、実際に事故に遭う年齢よりも早く、未就学児の頃から伝えた方がいいのではないか」などの意見をいただきました。

こども家庭庁の「事故防止ハンドブック」でも、2025年3月より、「転倒によりぶら下げていた水筒が腹部にあたる事故」として3~6歳の事故に新しく掲載をし始めています。
医師からはコロナ禍以降のマイボトル化の影響もあるのでは、という指摘もありました。

「学童期・思春期メッセージ」では、6歳誕生日から配信が始まるため、そのなるべく早いタイミングで原稿を追加することを決定し、5歳以下での原稿に加えていくことも検討をすることとなりました。

 

学童期・思春期の百日咳ワクチンの追加接種について
百日咳は、特に新生児や乳児が罹患すると重症化し命にかかわることもある病気です。

乳幼児期に五種混合として定期接種を済ませているワクチンですが、年月が経つと免疫力が低下するため、就学前や学童期に追加接種することが推奨されています。
学童期追加接種の具体的な時期は、11歳~12歳。
定期接種である二種混合に、百日咳のワクチンを加えた三種混合(任意接種となりお金がかかりますが)として接種することができます。

「学童期・思春期メッセージ」でも接種を推奨するメッセージを入れるかどうか、検討をいたしました。

検討にあたって、医師たちの間で真っ先に上がった懸念は、流行のためにワクチンが不足している状況があることです。
ワクチンの流通量が限られている状況では、より優先順位が高い人の元へワクチンを届けることが重要です。
今回の場合は、新生児と乳児の罹患を防ぐことが何より優先と考えられます。妊婦さんに接種することで、出産後の赤ちゃんに免疫をつける方法もあり、妊婦さんへの接種も重要です。

こういった状況を鑑みて、今年度に関しては、学童期・思春期の百日咳ワクチンの追加接種についての原稿は見送ることといたしました。

 

秋に、第二段階のアップデートを終えた「学童期・思春期メッセージ」ですが、さらに原稿の検討は続いてまいります。(了)

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