2025年度 上半期を振り返って
こんにちは。コンテンツグループの松本です。
今年度も10月に入り、下半期がスタートしました。ここでは、きずなメール基本原稿の動きを中心に、上半期を振り返りつつ、私自身が感じたことも書いてみます。
■上半期の主な動き
4月
・ジェンダー視点から見直しを行った「マタニティきずなメール」プレリニューアル版を配信開始。
・東京都港区で「3~5歳きずなメール」の配信頻度を月1回から隔週へ。
・「子育てきずなメール」編集会議で「短縮化」を議論。「読みやすい・分かりやすい」原稿をめざして短縮化を進めていくことに。
5月
・「マタニティきずなメール」通読プロジェクト始動。
・「プレコンセプションケア」事業としてきずなメールを活用する検討を開始。
6月
・「マタニティきずなメール」通読プロジェクトの一環で専修大学を訪問。
7月
・港区にて妊娠期・0-2歳対象の「やさしい日本語版」を配信開始。従来版より、ひらがなを多用したバージョンに。
8月
・「マタニティきずなメール」および「父親向け原稿(港区)」の監修者として、信州大学医学部・村上寛医師が加わる(父親支援・メンタルヘルス分野を担当)。訪問して取材を実施。
9月
・港区「子育て応援メール」で配信する「父親向け原稿」が完成。
・「学童期・思春期メッセージ」(6~18歳の保護者向け)フェーズⅢ原稿が完成。
・上記コンテンツを紹介するオンラインイベントを初開催。
多くの新しい出会いがあり、それが原稿作りにつながりました。
■学会参加からの学び
9月末には、日本周産期メンタルヘルス学会に参加しました。周産期のメンタルヘルスに関する最新の知見に触れるとともに、会場特有の熱気や「仲間がいる」感覚にも励まされました。
私たちが初めて「マタニティきずなメール」を制作したのは2010年。
この15年の間に、年間出生数や子育て環境、子育てをめぐる価値観は大きく変わりました。「伝わる言葉」「受け取られ方」も変わり続けています。
一方で、妊娠・子育てに伴う不安や怖さ、孤独の感覚など、変わらない部分もあります。
「変わってきたこと」と「変わらないこと」――その両方を見つめながら、下半期は、読者=妊娠・子育て当事者の声を聴くことに、注力していきます。読者の声とともに、「孤育て予防」「虐待予防」の一助となる、より実感に根ざしたテキストメッセージ作成を続けていきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。(了)