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【開催報告】「テキストでつながり続けるセーフティネット」で児童虐待(マルトリートメント)の予防ができるのか?(児童虐待防止推進月間啓発イベント)

2025年12月2日

きずなメール・プロジェクトの西川です。

2025年11月19日(水)、児童虐待防止推進月間 啓発イベントをオンラインで開催しました。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。


NPO法人きずなメール・プロジェクト代表の大島から、編集者としてのキャリアを活かしたNPOの立ち上げ経緯、そして15年にわたる活動のなかで辿り着いた「テキストでつながり続けるセーフティネット」の紹介を行いました。

悲しい出来事を減らしたいという「問い」を原点に、情報過多の時代だからこそ見過ごされがちな児童虐待(マルトリートメント)の現状に目を向け続けることの重要性を共有しました。


会の後半では、参加者の皆様とディスカッションを実施しました。
各グループ3~4名に分かれ、日ごろ取り組んでいることや課題意識について語り合いました。 参加者の方々が持つ率直な課題意識や体験を共有いただきました。

参加者の皆様からは、以下のようなご意見・ご感想が寄せられました。

  • 「上の子の出産直後がコロナ禍で孤独を感じ、不適切な養育(マルトリートメント)のニュースが他人事ではないと感じた。背景を探り、救う方法はないかと参加した。」

  • 「地域での活動を通して、乳幼児期に自治体と繋がった後、3歳頃を境に繋がりが途切れてしまう課題を感じている。成人まで細く長く繋がり続けるセーフティネットが重要。」

  • 「私自身は、中学生への支援がメインだが、乳幼児期のマルトリートメント予防に取り組むきずなメールさんの活動に興味を持った。」

  • 「色々な立場・目線でお話できるのが良かった。男性を含めた親への性教育も大きな課題だと感じた。」

  • 「ほっとしたときに本音が出る、そこが支援に繋がったら良いと思っています。」

それぞれの立場から出る率直な問題意識や体験談に基づき、マルトリートメント予防へのアプローチについて活発な意見交換が行われました。


「自分たちのできること・持っているもので、悲しい出来事を減らせないだろうか」という原点の「問い」を改めて共有し、参加者からも共有いただくという貴重な時間となりました。

ディスカッションは、熱が冷めることなく、最後は女子会に移行し、気づいたら22時…。熱量の高さに圧倒された西川です(笑)


次回のイベントは、
12月19日(金)13:30~14:30
【オンライン開催】「マタニティきずなメール」 リニューアル報告会
~母親も父親も子育てしやすいように、ジェンダーバイアスを和らげてみた~

 

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