【開催報告】LINEやメールで知識を届けるプレコンセプションケア 6~18歳の保護者向け「学童期・思春期メッセージ」とは?
きずなメール・プロジェクトの西川です。
10月23日のオンライン勉強会には、8名のご参加、ありがとうございました。

9月に続き「学童期・思春期メッセージ」に関わる企画です。
今月は「プレコンセプションケア」とからめて話しました。
前回の勉強会はこちら。
プレコンセプションケアとは、妊娠前から男女の健康を整え、次世代の健康改善を目指す国際的な概念です。日本のプレコンセプションケアにおいては、男女が自身の健康を整える以前に、性に対する正しい知識を得ていくことが非常に大切です。それは思春期を迎える前から始めていくべきものと言えます。
こども家庭庁の「プレコンセプションケア5か年計画」を私達なりに読み解きながら「学童期・思春期メッセージ」によるプレコンセプションケアの可能性を話しました。
第1部では、「学童期・思春期メッセージ」の概要と、切れ目なく妊娠期から18歳までの子育て期につながり続けるセーフティーネット構築のための「きずなメール事業」について共有しました。
第2部では、「学童期・思春期メッセージ」が、国の計画にある「性や健康に関する正しい知識の普及」や「一般相談」についてどう寄与できるかを説明しました。とくに以下の4点を通して、保護者への情報・知識提供の重要性を伝えました。
・保護者を通して知識を伝える
・健康管理の意識が高まる
・ヘルスリテラシーや自己肯定感の育み
・保護者の情報・知識の蓄積が、お子さんのよき相談者になることにつながる

配信原稿には産婦人科受診への心理的ハードルの軽減、gender equalityなどプレコンセプションケアにかかわる内容を豊富に含んでいます。(原稿詳細は資料とアーカイブ動画をご覧ください。こちらからお申し込みください。)
第3部では、男子大学生による「マタニティきずなメール」通読プロジェクトについて共有しました。

会の最後に感想をいただきました。
ーーー
学童期・思春期メッセージには、いわゆるプレコンに関する内容が豊富に織り込まれ、 これからの自治体のプレコン推進の取り組みを後押ししていくものであることがわかりました。 なにより、こうした一連の支援そのものによって育まれる良好な親子関係こそ、プレコンを推進するベースとなるもの、と感じた次第です。
ーーー
産前からの親になるための講座を実施してきましたが、産前をもっとさかのぼって教育する必要があると考えています。高校の家庭科の中で、親になるための教育をしている家庭科の先生もおられます。さらに、さかのぼって、義務教育の中で、今回のような情報が将来親になる人全員にとどく必要があると思っています。その意味で、興味深く聞かせていただきました
ーーー
プレコンは本当に大事な取り組みだと思っています。行政として何ができるのか、今後も考えていきたいと思います。
大事な取り組みだと思っている、児童虐待、望まない妊娠をどう防げるのか。いつ自分が当事者になるか分からない、早いときからの教育知識が大事。市の議会でもきずなメールを取り上げている。これからも取り組んでいきたい。
ーーー

本イベントの資料とアーカイブ動画の申し込みを受け付けています。
こちらからお申し込みください。
次回イベントは11月19日に予定しています。(詳細)

