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「子育てしやすいまちづくり」 松戸市のLINEを活用した取り組み

2025年6月4日

千葉県松戸市では、2018年より「まつどDE子育てLINE」(松戸市のきずなメール事業名)を運用しています。問い合わせでは、松戸市の事例を見て新規導入の相談をいただくことが多いので、ご紹介します。

【事業の経緯】
当時はLINEを活用した情報発信の草創期にあたり、子ども家庭相談課(現・こども家庭センター)の母子保健担当室が主幹となって、育児情報提供事業として開始されました。
対象者には、母子健康手帳交付時に名刺サイズの登録案内カードを用いて妊婦などへの登録推奨をしました。事業開始初年度には、松戸市医師会の協力を得て、医療機関でも登録案内カードを配布しました。
また、地域の子育て団体へ向けて事業説明会を実施するなど、担当課を中心に地域を巻き込んで登録推奨を実施したことにより、導入開始時から新規登録者数は高水準で推移し、現在に至ります。「つながりつづけるセーフティーネット」として機能させることを目指している団体にとって、とてもありがたいことです。
※導入当初の状況がわかる資料【第4回きずなメール活用自治体情報交換会レポートの2頁目】をご参照ください
https://www.kizunamail.com/wp/wp-content/uploads/2019/09/b64b957b90f5b621494ddabd4e5f857d.pdf

【事業の位置づけ】
先日公表された「第3期松戸市子ども総合計画」(令和7年度~令和11年度)では、本事業が基本施策2-4「子育て家庭のニーズに応じた情報提供を充実させる」に位置付けられています。(図1)

【松戸市のきずなメール事業の利用度】
「子ども・子育てに関するアンケート調査(令和5年度)」によれば、子育てに関する情報の入手方法として、きずなメール事業は松戸市施策の中で最も多い18.6%の支持を得ています。(図2)

(図1)第3期松戸市子ども総合計画(全体版)(PDF:75,844KB)P105より(図2)同資料P106より
https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/keikaku-kousou/kodomo_sougoukeikaku/3rd_plan.files/whole.pdf

松戸市は「やさシティ、まつど。」をスローガンに掲げ、子育てしやすいまちづくりを市の最重要施策のひとつとして位置付け、幅広い子育て支援を実施しています。情報発信の面においても、妊娠期から子育て期にわたり、必要な情報を体系的に得られるよう、ガイドブックの配布に加え、「まつどDE子育てLINE」や「まつどDE子育てアプリ(母子モ)」の導入を通じて、手厚い支援を行っています。

【最近の動向】
令和7年3月31日付でこども家庭庁から都道府県知事宛に通知された「妊婦等包括相談支援事業(伴走型相談支援)ガイドライン」では、市町村における支援の実施方法の一例や、各市町村の取組事例が紹介されています。
その中で「まつどDE子育てLINE」についても事例の一つとして掲載されました。
こちら令和7年3月31日(妊婦等包括相談支援事業(伴走型相談支援)ガイドラインについて)(PDF/6.5MB) https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/be80930d-51d1-4084-aa3e-b80930646538/bc15aeb6/20250512_policies_shussan-kosodate_68.pdf P38「LINE での情報提供」より引用

私たちは、きずなメール事業を「つながりつづけるセーフティーネット」として広げること、機能させることを目指しています。「まつどDE子育てLINE」は、自治体のニーズと団体のニーズを合致させその相乗効果で、住民の見守りへとつなげています。

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