きずなメール・プロジェクト

事業と活動自治体きずなメール事業

「きずなメール」は、プッシュ型の情報発信による
子育て世帯のセーフティネットです。

自治体と協働で「きずなメール」コンテンツを活用し、妊娠期から最長18歳までの子育て期の
「情報発信」「育児不安解消」「ソーシャルキャピタルの醸成」を一体的に行います。

※ソーシャルキャピタル=「社会関係資本」。人とのつながりや「きずな」のことを指す、社会福祉の用語。

自治体首長・職員の方へ

あなたが目指す「あなたのまちの子育て」には、
いまどのような課題がありますか?

  • 育児不安を抱いている母親・父親が多い
  • 児童虐待(マルトリートメント)を予防したい
  • 地域から孤立して子育てしている家庭が多い
  • 親が子を育てる力(セルフケア能力)を上げたい
  • 「こどもの権利」を普及・啓発したい
  • 父親支援の強化
  • 妊娠期の方と行政のつながりが弱い
  • プッシュ型の情報発信

「きずなメール」を活用して、あなたが目指す
「あなたのまちの子育て」を一緒に実現しませんか。

自治体版の内容

妊娠期からこどもが18歳になるまでの
コンテンツがあります。

コンテンツは、複数名の医師を中心とした専門家による監修を受けています。

※必要な支援を必要な人に届けるための情報発信と制度や支援の利用について
気軽に問い合わせができるオンラインでの支援ができます。

孤立・虐待予防は妊娠期から。
親になるすべての人とつながるポピュレーションアプローチに。

マタニティきずなメール(妊娠期)

  • 対象

    妊婦さんとそのご家族

  • 配信頻度

    合計で266本程を配信妊娠4週0日から41週6日まで毎日

  • 内容

    胎児の一般的な成長の様子
    母親・父親の健康管理、
    出産・子育てに向けての準備
    子育てに活用できる地域資源・困ったときの相談先等

子育て初期の孤立防止が虐待を防ぐ。
予防接種、相談、遊び場情報も組み合わせ、
地域の支援へつなぎます。

子育てきずなメール(0歳~2歳)

  • 対象

    0歳~2歳(3歳誕生日)の母親・父親・祖父母など

  • 配信頻度

    合計で277本程を配信生後100日までは毎日
    生後101日以降、0歳の間は3日に1回程度
    1歳の間は7日に1回程度。2歳の間は14日に1回程度。
    誕生日メッセージ

  • 内容

    赤ちゃんの一般的成長や発達、お世話の仕方、
    体調管理、病気やケガ、予防接種・健診の基礎知識。
    事故予防、親の体調管理、母親父親へのメッセージ、
    支援制度等。区切りのよい日のお知らせ。

発達と成長の不安に寄り添う。
幼保小接続の情報支援もテキストメッセージで。

3〜5歳きずなメール(3〜5歳)

  • 対象

    3歳~5歳(6歳誕生日)の母親・父親・祖父母など

  • 配信頻度

    合計で最大72本程を配信月に1~2回程度
    誕生日メッセージ

  • 内容

    各年齢の子どもの発達・成長にあわせた
    親(大人)のかかわり方、声がけの仕方、
    ほめ方・しかり方のコツ、
    あそび方といった親子のかかわりのアドバイス、
    食育、歯の健康、子どもの健康、
    大人の健康(メンタルヘルス含め)、絵本について等。

多様化する親子の悩み。
学校・家庭・地域をつないで、包括的な支援体制を。

学童期・思春期きずなメッセージ(6歳~18歳)

  • 対象

    6歳~18歳のこどもを子育て中の保護者とその家族など

  • 配信頻度

    合計で114本程を配信2か月に1回~月に1回程度
    誕生日メッセージ

  • 内容

    学校生活などの環境変化のケア、事故予防、命の大切さ、
    多感な時期の見守りと声掛け、学童期及び思春期における
    心身の健康について、自立に向けたサポート、
    自己の確立ついて等。区切りの良い日のお知らせ

年齢ごとにご用意した4つのコンテンツを
組み合わせてご利用いただけます。

連続した複数のコンテンツを組み合わせて配信したり、個別のコンテンツのみ配信することも可能です。

また、「3〜5歳きずなメール」を配信した場合、5歳児〜小学1年生を対象とした、
「就学応援メッセージ」「小1メッセージ」も組み合わせて配信できます。

就学前後2年間に増える“親の不安”に、寄り添う情報配信支援

  • 就学応援メッセージ
  • 小1メッセージ

「幼保小接続」「小1プロブレム」の対策のために義務教育開始前後の5歳児から小学1年生を対象として配信することができます。その年齢の子どもの発達・成長にあわせた、親(大人)のかかわり方、声がけの仕方、あそび方といった親子のかかわりのアドバイス、小学校入学・新しい環境への不安を和らげるようなメッセージを届けます。

コンテンツは、LINE・メール・アプリ等、様々な媒体から配信できます。

LINE・メール・アプリから自治体の環境に合わせてお届けできます。
配信元の例 / モビルス株式会社 / 株式会社ミラボ /
transcosmos online communications株式会社 / 株式会社Bot Express等。

特徴

自治体が伝えたい情報をプッシュ型で届けます

きずなメール・プロジェクトにて、妊娠~子育て家庭に知ってもらいたいあなたのまちの情報を、
伝わりやすい形の原稿にします。そして、「きずなメール」と組み合わせて、
知ってもらいたいタイミングで登録者に届けます。

  • 対象

    妊娠期~18歳まで

    (お申し込みのコンテンツにより異なります)

  • 名称

    自由に決めて頂くことができます

    【例】「こうべ子育て応援LINE」(神戸市の場合)

  • 配信頻度

    自由に決めて頂くことができます

  • 内容

    【妊娠期】

    • 母子健康手帳
    • 妊婦健康診査
    • 妊婦歯科健診
    • 医療費助成
    • 保健センターの案内
    • プレパパママ講座
    • 出産後の手続き
    • 産後ケア事業
    • 子育てひろば
    • ファミリーサポート
    • 産前/産後家事サービス など

    【子育て期】

    • 出生届
    • 新生児訪問
    • 児童手当
    • 医療費助成
    • 予防接種
    • 健診
    • こども家庭センター
    • 保育園
    • ひとり親支援
    • 子育てひろば
    • 児童館の案内
    • 離乳食講座
    • 休日/夜間診療
    • 公園
    • 図書館
    • 一時保育
    • 相談窓口
    • 不登校のお子さん向け教室
    • 学童期の発達支援教室
    • 防災
    • 中高生ひろば
    • 高校生世代の学び直し学習支援 など

メリット・効果

あなたのまちの子育てに、
きずなメールが生み出す「つながり」。

1

読者アンケートでは、PUSH型のタイムリーな情報発信が高満足度に。
一度登録したらブロックせずに読み続けていただけます。

妊娠期は、出産予定日、子育て期はお子さんの誕生日の登録情報に合わせて、
必要なメッセージを妊娠週数・月齢沿ったタイミングで届けます。
自治体からの支援情報を探さなくてもタイムリーに自治体の支援サービスを活用するタイミングに
情報が届くので安心して子育てすることができます。

「よかった・とてもよかった」

妊娠期と子育て期の読者の83.5%が
「よかった」「とてもよかった」

答えました。

統合データ2023年度版※より

「届いたら必ず読む」

妊娠期・子育て期の読者の
76.4%が「届いたら必ず読む」
答えました。

統合データ2023年度版※より

ブロックせずに
読み続ける人の割合

ある自治体の一定期のデータによると、
解除率は7.3%、停止率は3.9%

(2022.6-2025.3)
(子育て中の累計登録者のうち「配信中」と
「完了」の合計の割合=読み続ける人)

※きずなメールを活用する24自治体の読者アンケートを合算集計した「統合データ2023年度版」を毎年発表しています。回答者総数は7,691名です。

2

読み続けることで子育てに対する
不安や悩みの軽減効果が明らかとなりました。

「港区出産・子育て応援メール配信事業効果分析に係る共同研究に関する連携協力協定」に基づき、
港区、特定非営利活動法人きずなメール・プロジェクト、
三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社の三者で、効果検証を行いました。
きずなメールの受信により、子育てに対する不安や悩みの軽減効果が明らかとなりました。

港区出産・子育て応援メール配信事業と子育てへの不安、周囲の理解の関係

【港区出産・子育て応援メール配信事業効果分析に係る共同研究報告書】
P47(2)港区出産・子育て応援メール配信事業と子育てへの不安、周囲の理解の関係から抜粋
▶詳細はこちら

役割分担

事業開始まで最短で3ヶ月です。

自治体

  1. 1事業費の予算確保
  2. 2配信する原稿の確認
  3. 3地域への登録周知

  1. 1自治体情報原稿の作成
  2. 2「きずなメール」原稿の貸出
  3. 3配信システムなど届ける仕組みの提供
  4. 4アンケートなど市民の声の フィードバック

自治体ごとにローカライズ
された「きずなメール」

配信開始までの流れ

導入時に今年度配信する原稿をすべて
「きずなメール・プロジェクト」がとりまとめます。

1

相談

まずはお気軽にお問い合わせください。折り返しスタッフからご連絡します。

2

契約

貴自治体の他のサービスとの連携、既に導入している自治体の取り組みなどを踏まえ、最適なご利用方法をご提案します。

3

配信内容確定

提供開始に向けた段取りを、対面で説明いたします。提供開始まで、準備期間は3ヶ月程度です。

4

配信開始

ひとたび配信が始まったら、基本的に日々の業務は発生しません。

導入をご検討の方はお気軽にお問い合わせください。

導入実績

自治体35

医療機関2

35の自治体、 2つの医療機関に
導入しています。

※2024年8月現在

自治体・医療機関で導入されている「きずなメール」をご紹介します。
お住まいの地域に導入されている場合はご講読いただくこともできます。

導入自治体の声

きずなメールを活用いただいている自治体の皆様に、導入時の活用目的や、
導入してからの実際の活用方法、今後の活用案等をお聞きしました。

成澤 廣修さま東京都 文京区長

多くの子育て家庭の力になっていることを実感しております。

“安心して出産と子育てをしていただきたい”と、文京区は子育て支援事業の一つとしてきずなメールを導入し、平成29年で5年目となりました。仕事や子育てで忙しい妊婦さんやお母さんお父さんが、こどもの成長や発育にまつわる正しい知識や、文京区の子育てサービスなどタイムリーな情報を得るのは大変です。きずなメールは母親だけでなくパートナーや祖父母でも、携帯電話やスマートフォンから一度登録すれば、必要な情報が定期的に届きます。さらに文京区では、こどもの成長を喜ぶ気持ちと、毎日頑張るお母さんへ“お疲れさま”の気持ちを込めて、誕生日にメッセージも届けています。利用されている区民の方から、「夫と話すきっかけになった」「妻の不安が理解できた」「自分を見守ってくれているようで孤独感を感じずに済んだ」などの感想が聞かれ、アンケートによる満足度も98%以上と高く、多くの子育て家庭の力になっていることを実感しております。地域全体で子育てを支える取り組みの一つとして、多くの方々や自治体で積極的に活用されることを期待しています。

酒井 直人さま東京都 中野区長

「子育て先進区」の実現に向けた取組を進めています

中野区は、「子育てしてよかったまち」「育ってよかったまち」「子育てしたいまち」をめざして、区民のみなさんや現場の声を聞くとともに、子育てに関する調査を実施し、実態の把握に努めてきました。それらに基づき、さまざまな取組を実施しています。その一環として、妊婦の方や保護者を対象に「なかの子育て応援メール」を配信しています。好評をいただいており、子育て家庭の一助になっていることを感じています。
このたび、より多くの方にご利用いただくために、LINEによる発信を開始します。お子さんの成長・発達や子育てサービスなどの最新情報をお届けします。ぜひご利用ください。

読者の声

読者の皆さまからいただいたメッセージをご紹介します。

その時の発達段階に合わせた情報を定期的に
知ることができて、とても心強く感じていました。

LINEで届くので、朝にさらっとしか読めなくても、手が空いたときにじっくり読むことが出来て、振り返ることもできて、とても便利でした。初めての子育て、悩みが尽きない日々に、時おり届く労いの言葉が、本当にあたたかく、励みでした。3歳の誕生日、今日でおしまいだと思うとさみしいです。ありがとうございました!

神奈川県相模原市
さがみはら子育てきずなLINEの読者より

とても助けになりました。

こんにちは。だんだんと配信頻度が少なくなり、もうすぐ終わりだなぁと思っていましたが、ついに最終回となり、少し寂しい気持ちです。3歳になるまで、長かったようで、あっという間でした。初めのうちは毎日の配信に励まされ、一歳を過ぎてからは「生後○○日」という自分では絶対に気づかないような節目を教えてもらって感慨深く感じたり。とても助けになりました。今までありがとうございました。

兵庫県宝塚市
きらきら子育てメールの読者より

妻とも「今日のメルマガの◯◯読んだ?」と日々の会話に幾度となく登場しておりました。

この度は本メールに大変助けられましたこと、深く御礼申し上げまます。全くの無知な状態で、そもそも何から調べていいのかもわからない中、強く興味を喚起して頂けるテーマ切り口や、知的好奇心を刺激して頂ける有益情報など、毎日が楽しみでした。事実妻とも「今日のメルマガの◯◯読んだ?」と日々の会話に幾度となく登場しておりました。おかげさまで先日無事長男を授かることができ、悪戦苦闘ではあるでしょうが嬉しい日々がこれから始まります。貴サイトのような素敵な情報ソースがあるという事実が更に広く認知されることで、より沢山の新米ママパパさんの支えになられることを願っております。運営上のご苦労も多々お有りかと思いますが、是非とも頑張ってくださいませ。新米オヤジより

東京都中央区
あのねママメールの読者より

妻の現状や気持ちなどなかなか外見からは分からないことも参考になりました。

長男が6歳になりました。父親です。いままでいろいろな情報ありがとうございます。メールが届く度に生まれてから◯◯日という文を見ると嬉しくなりました。長男ということもあり初めての育児ということでどこで情報を得て良いか分からないときに子育てメールが役に立ちました。また、母親に関する情報もあり、妻の現状や気持ちなどなかなか外見からは分からないことも参考になりました。現在、三男の育児休業中です。次男の時も取得しました。夫婦で子育てについて共通の話題もできますし家事なども協力してできていると感じます。これからも子育てメール楽しみにしています。

東京都大田区
大田区子育て応援メール LINE版の読者より

よくあるご質問

現在、どの自治体でサービスを提供していますか。

自治体実績一覧のページでご確認いただけます。

どのような方が医療監修をされているのですか。

監修の視点に偏りが出ないよう、マタニティ期は2名、子育て期は6名の産婦人科医、小児科医等に監修いただいています。

ご紹介

導入準備はどのくらいかかりますか。

3ヶ月程度です。導入時に、1年分の配信原稿をすべて準備します。発信したい情報が複数の課にまたがる場合も、原稿はすべて団体にて作成いたします。関係各課には内容確認をお願いします。団体との窓口担当をしてくださる方が1名いてくだされば、準備が可能です。

一年でどのような実務があるのですか。

大きく3つです。

  • ・導入準備として配信用原稿作成と広報。
    原稿は団体にて作成します。内容をご確認頂き、ご要望に応じて相談しながら完成させていきます。
    どのような広報・周知活動をするかのご相談も承ります。周知に利用するツールも、団体より一部ご提供します。
  • ・読者アンケート(時期はご相談により決定します)。
    基本的な設問、案内文やアンケートフォームは団体にて作成いたします。
    広聴の機会として活用頂けるよう、ご要望に応じて設問追加も可能です。
  • ・配信用原稿を、翌年度の施策にあわせて更新。
    年度末になりましたら、配信中の原稿の中から、自治体の情報だけを抜き出してデータでお渡しします。
    終了したり変更になる事業、翌年度から追加になる事業等の情報を更新後、団体に返送頂きます。
    頂いた情報をもとに、団体にて新年度から配信するための原稿を作成いたします。
類似のアプリ/子育て情報配信サービスを実施しているのですが。

現在配信されているサービスを活かしながら、きずなメールを活用いただくことができます。詳細はご相談ください。

導入するにはどのくらい予算がかかりますか。

人口規模により費用が異なります。詳しくは直接お問合せください。

きずなメール事業で使える交付金や補助金はありますか。

以下の事業の交付金や補助金の活用事例があります。
[地域少子化対策重点推進事業/利用者支援事業/地域子育て支援拠点事業/伴走型相談支援及び出産・子育て応援給付金の一体的実施事業/東京都子供家庭支援区市町村包括補助事業補助金/新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金活用事業]

どのようなスタッフの方が関わっているのですか。

コンテンツの作成は、ライター/編集経験のあるスタッフ/社会福祉士/保育士が担当しています。その他は、きずなメールの元読者やボランティア経験者を中心に、異業種から転職してきたスタッフが主です。

お問い合わせ

きずなメールの活用・導入について、
その他の内容に関しても、
お気軽にお問い合わせください。

03-6709-6893平日:10時〜16時