サポーターの方へのインタビューを終えて(1)
きずなメール・プロジェクトの井上です。
現在団体では2024年に設立したきずなメール基金への寄付を広く募り、セーフティネットをさらに広げ、川上から子ども虐待を減らすことを目指しています。
その基金を運用してテキストメッセージングによる社会変革を行うとき、その先にどんな社会を描くのかを知るために、私たちは今、団体の活動に興味を持ちご寄付いただいたサポーターの方々に、インタビューを実施しています。
先日インタビューの機会を頂いたサポーターの方は、ご自身がお住まいの地域で深夜保育園を立ち上げるプロジェクトを応援していた時に、「きずなメール」をやさしい日本語にして支援層の拡大へつなげるための、クラウドファンディングのサイトを目にして、寄付して下さった方でした。
実際にご寄付頂いたのは今から4年前の2021年ことです。その当時のことを思い出しながらお話しくださいました。
妊娠中の不安な時期、産後の大変な時期というのは過ぎてみればあっという間だけれども、支援を必要とする人のところに確実に情報が届いてほしい、一人ではないんだと思ってほしい、また、ご自身が専門家の方から届くメールマガジンを読まれていて、とても安心感を得られたこともきずなメールの取り組みと重なったと、お話しくださいました。
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お話をうかがいながら、自分も出産してほっとしたのも束の間、分娩時の傷の痛みがあってクッションを探したり、授乳トラブルがあってクリームを探してみたり、夜泣きで細切れ睡眠しかとれないのはなぜだろうと思って検索したりしたことを思い出しました。
出産したその瞬間から予想もしていなかった難題が湧き上がるたびに、きっと多くの産後の女性は眠い目をこすりながら心細い気持ちで、何かこの状況を解消できる情報はないかとリサーチしているのだと思います。
そういう方に、きずなメールのような、顔はみえなくても、応援する気持ちがつまった、医学監修付きのメッセージがあることを、お伝えしたいと思いました。
「きずなメール」は、情報やつながりを求めている方に渡すことができる取り組みでもあると思います。
インタビューを終えて、「つながりを作る・寄り添う」というきずなメールの取り組みをサポーターの方に応援して頂いているということが、何より嬉しかったです。
貴重な機会を頂き本当にありがとうございました。(了)